看護師の妊娠中の夜勤はいつまでやる?

看護師にとって妊娠しても夜勤をするのか、また夜勤をいつまで続けるのかは悩ましい問題です。

夜勤を続けるのもやめるのも、一概にどれが正解というのはありません。
看護師さん達は、以下のようなことを考慮して判断しているようです。

  • 自分の体の状態
  • 職場の状況や方針
  • 他のスタッフとの折り合い
  • 経済的な問題など

最優先に考えるべきは、無事に赤ちゃんを出産することです。
お腹の赤ちゃんにとって最善のことをしてあげてください。

自分の体の状態

妊娠して看護師として夜勤をするのか、しないのか。まずは自分の体の状態を考えて決めるのですが、これは本当に人それぞれです。
変わらずに夜勤を続ける人、スパッと夜勤やめる人、いろいろな妊婦ナースがいます。
自分の体と相談しながらといっても初産の方は特に難しいと思うので、先輩ナースに聞くなどして情報収集をしっかりして下さい。
また、自分の考えよりも職場の状況や方針、他のスタッフとの折り合いなどの方が問題になってくる場合もあるので、その辺も合わせて情報を集めておくといいと思います。

ここでも参考までに妊婦ナースの夜勤の状況をいくつか紹介します。

  • 35週くらいまで働いてたので、32週くらいまでは普通に働いてました。
  • 産休直前まで他のスタッフ同様に夜勤をしてました。
  • 一人目は夜勤したけど、二人目はしなかった。
  • 妊娠初期の頃に出血したことがあって何日か休んだけど後は産前休暇まで通常のシフトで勤務すると言ってました。
  • 私は妊娠が分かった月はもうシフトが決まっていたので夜勤もし、翌月から安定期に入るまでは日勤だけにしてもらいました。安定期に入ってからは8ヶ月まで夜勤しました。
  • 全然してました。
  • 3人目も夜勤やってた子(ただいま育休中)は「夜勤の方が体が楽」と言って頑張っていました。この子は途中入院もしてたんだけど、頑張り通しちゃったでしたね。

妊婦の夜勤に対する病院の方針と状況

妊娠して夜勤を続けるのか、やめるのか、本人の意思よりも職場の方針や状況が優先されてしまう場合もあるようです。

本人が夜勤をやめたいと思っていても、スタッフが足りないなど病院や職場の事情によって、不本意な形で夜勤を続けている看護師さんもいます。
これは看護業界の慢性的な人不足など潜在的な問題が背景にありますが、決してそれだけではないと思います。

夜勤をやめたいのに上司の理解や協力が得られない、病院側が真摯に対応してくれないなど、妊娠中の夜勤免除が軽視されているという状況があるのだと思います。
また、病院の方針として妊婦ナースにも夜勤をやってもらうという話もあります。

詳しくは後述しますが、妊産婦の夜勤免除は労働基準法に定められている通り労働者の権利です。妊婦ナースが夜勤免除を請求した場合、病院や企業は深夜勤務に従事させてはなりません。
ですが、実際の現場では、病院や職場の状況と折り合いをつけながらやっていくしかないというのが現状のようです。

妊娠中の看護師に対して、病院や企業など、職場がどういった対応をするのかを考える上で、他の妊婦ナースはどうしているのか、これまでの妊婦ナースはどうしてきたのかというのはかなり重要な判断基準になります。
また、やはり同じ境遇のママさんナースには理解と協力を得やすいということがあります。特に師長の理解を得られるかどうかというのは重要になってきますので、師長が独身なのか既婚子持ちなのかもポイントになってきます。

妊娠を考えているのであれば、事前にこの辺の情報を集めておいたほうがいいと思います。

他の看護師・スタッフとの折り合い

妊婦ナースと一緒に夜勤をすることを他のナースがどう思っているのか、現場で働くナースとしてはここが一番気を使うところではないでしょうか。

日勤では妊婦ナースへの気配りはできますが、人が限られる夜勤ではそうはいきません。
妊婦ナースが自分は大丈夫だと思っていても、一緒に働く相方のナースはどうしても気を遣います。
力仕事を代わったりはもちろんですが、「夜勤中に患者が急変したらどうしよう」とか「妊婦ナースにトラブルがあれば2人分の命の責任がかかってくる」など、いろいろと余計なことまで考えてしまったりするようです。

妊娠して夜勤をするということは、他のナースに多かれ少なかれ負担やストレスになるということは間違いないです。
妊娠を隠して夜勤に入る看護師も稀にいるようですが、これは絶対にやめた方がいいですね。

あとは職場の状況も多分に影響するようです。
ママさんナースが多い職場など、同じ経験をしている方ならやはり理解と協力を得やすいようですし。
独身ナースが多い職場だと、妊婦ナースは孤立して針のむしろになるかも知れません。

経済的な理由で夜勤手当のために夜勤を続ける看護師さんもいますが、他の人の負担を顧みず、自分の目的を優先させる姿勢は他のスタッフの反感を買いやすいです。
こういった場合は特に注意したほうがいいですね。

夜勤についての法律「労働基準法」

労働基準法第66条では「使用者は、妊産婦が請求した場合においては、深夜業をさせてはならない。」とあります。
ポイントは請求した場合というところです。要するに妊婦ナースが夜勤免除を請求(申請)しなければ何も変わらないということです。

妊娠中の就業に関する法律は他にもあって、以下のように定められています。

  • 深夜業をさせてはならない
  • 残業(時間外労働)をさせてはならない
  • 休日に労働させてはならない
  • 軽易な業務に転換させなければならない

妊娠中は夜勤の他に、残業や休日出勤、体に負担のかかる業務についても免除が請求できます。

と、ここまでは法律の話です。
実際の現場では妊婦ナースが夜勤免除を請求しても取り合ってもらえなかったり、認められないという話はあるようです。
日本看護協会のホームページでもそういった事例に対する相談が掲載されています。

夜勤が妊婦に及ぼす影響「切迫流産」

看護師の切迫流産の割合は一般的な女性労働者と比べると2倍近いというデータ(日本医療労働組合連合会調べ)があります。

一概には言えませんが、看護師が切迫になりやすいのは夜勤が原因の一つと言われています。
夜勤が切迫に与える影響として以下の4つが考えられます。

  • 不規則な生活(自律神経、女性ホルモンへの影響)
  • ストレスの強い仕事
  • 重い物を持ち上げる
  • 立ち仕事

看護師の夜勤は不規則な生活になるので、妊娠していない女性でも自律神経や女性ホルモンのバランスが崩れやすくなると言われています。ですので、妊娠中はより注意すべきです。

重いものを持ったり、ストレスの強い仕事、立ち仕事もよくないと言われています。
看護師の夜勤はこの3つ全てに当てはまっています。

夜勤では人も少ないので、どうしても一人ひとりの責任や負担も大きくなり、それに伴い仕事中のストレスも大きくなります。
力仕事など無理をしないようにと気を付けていても、どうしても無理をせざるを得ない場面も出てきます。

妊娠中はホルモンバランスも乱れ、自律神経にも影響します。そのため精神的に不安的になりやすくイライラしたり、倦怠感や憂鬱になったりします。
こんな時に仕事でストレスを感じたりすると、普段しないようなミスをしたり、些細なことで他の看護師とトラブルになったりということも考えられます。

妊娠して夜勤をしても全く平気な人もいますが、先に挙げたデータの通り看護師の切迫流産の割合は一般的な女性労働者と比べると2倍近いという事実があります。
妊娠中の夜勤は母体に良いことではないということは頭に入れておいて下さい。

その他、胎教によくないとか

これはネットで拾ったよもやま話の類で、何人かお子さんのいる看護師さんの話ですが、妊娠中に忙しい思いをして働きながら産んだ子供は、しかめっ面をして、性格もせかせかしている。
逆に妊娠中に休養を取って産んだ子供は、顔も性格も穏やかだと。

「忙しい時に産んだ子供はあの時の自分の顔にそっくりだ」と言っていたそうです。

いわゆる胎教なんですかね。真偽は定かではありませんが、ちょっと気になるおもしろい情報だったので紹介しました。
本当にそうなのか、看護師さんに聞いてみたいですね。是非コメント欄で教えてください。

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