ハードな仕事で夜勤もあり、妊娠中には夜勤免除の申請を出す方もいますが、周りに気をつかいすぎるあまり、産休に入るまで夜勤を続ける看護師さんも多くいます。
ここで注意したいのが流産や一歩手前の切迫流産。実は夜勤をすると切迫流産になりやすいというデータもあるのです。
切迫流産って何?
妊娠22週未満で流産になりかけている状態のことを切迫流産といいます。妊娠してから12週未満の場合の流産は遺伝子異常の可能性が高いと言われ、非常に防ぐことは難しいとされています。
しかし、12週~22週未満の流産の場合は母体の肉体的や精神的な負担による原因が高いと言われています。つまり、妊娠12週~22週の流産は自分次第で防げるということになりますね。
看護師約3人に1人が切迫流産、流産も約1割
日本医療労働組合連合会の調査によると看護師の切迫流産の割合は、2009年「34.3%」、2013年「29.8%」です。一般的な女性の約15%と比べると、看護師さんは倍ほど切迫流産の可能性が高くなっています。
流産する割合は一般女性とほとんど変わりませんが、切迫流産になり流産する可能性もあるので危険ということに変わりはありません。
看護師が切迫流産になりやすいのは夜勤も原因の一つ
妊娠していない女性でもホルモンバランスが崩れると言われている夜勤ですので、妊娠中にはより注意が必要となります。本来寝るはずの時間に働き、起きるはずの時間に睡眠をとっているため、自律神経だけでなく、女性ホルモンにも異常が現れる可能性が高くなります。
ですので、赤ちゃんのことを考えるなら夜勤はやめて日勤のみの勤務に変える方が良いでしょう。出来るならやめた方が良いですが夜勤をやらないとならない場合には回数を減らす、そして妊活中なら先に妊娠後のことを師長さんなどに話しておくと安心ですね。