自由な楽しい学校生活を信じていましたが、入学式当日から制服のスカート丈が短い生徒、髪のカラーリングやピアスをしている生徒は、翌日までに直すよう注意を受け、爪の長さや名札の細かい位置まで指摘されました。
もしも、注意されても直してこない場合は、反省文(始末書)、それが、三枚目の提出を迎えた際には「退学処分」との説明に、ビクビクしてしまい、そういう校風だから、日々きゅうくつな緊張感でいっぱいでした。
一生続けていく!と決めていたはずが、就職&進学した、わずか3週間後には、すでに心が折れかけていました…
授業は、猛スピードで進み、あっという間にテストの日がやってきます。
答案用紙が返された日、満点以外の人は全ての正解を調べて直して、翌日までに提出しなければなりません。
その最中にも、課題やレポートの山、そして、別の教科のテストも迫ります。
ほとんど毎日、徹夜でした。
今日の課題は完璧ー♪
と思ったら、夢だった……
実際は、レポート用紙が真っ白のまま、もう朝!?
やってる暇もなく出勤しなきゃ…!!
なんて日は、数知れず。
そして、高校生活から突然、激減したのが、休日の日数。
病院から与えられた休日は、月に5日。
学校は土日休み。
職場と学校の休みがずれると、学校が休みの日は午前だけでなく、1日仕事になります。
仕事が休みでも午後からは学校という日もあるため、丸1日休めるのは月に1日か2日だけでした。
夢に描いていたキャンパスライフとは、かけ離れた、厳しい生活…
疲労もたまり、午前中の仕事中は先輩たちがバタバタ忙しくしている中、私はボーッとしている事も多く、時には立ったまま一瞬、居眠りしてしまうことも‼
朝のモーニングケアから始まり、オムツ交換、全身清拭、更衣介助…
先輩たちが、患者さん三人を介助し終わる頃、私はまだ、一人の患者さんと向き合っていました。
とにかくノロマで、鈍い私は、
「時間が、かかりすぎ!」と、よく叱られていました。
空いた時間はガーゼを折ったり、巻綿子を巻いたりしていたのですが、そんな時!!