僕は男性看護師です。
母が看護師で、働くその姿が子供ながらにかっこよくて看護師の道に進みました。
看護学部に進学するときにも周りの人にも「男で看護師??」と反対の意見もありました。
実際に大学に入学すると男子学生は10人もいなくて、いろいろと将来について考えていると年を重ねたとき男性の看護師は需要があるのだろうか、等々自信を無くす日もありました。
特に母性の講義や実習なんて、男に母性なんてわかるか!!と投げやりになった日もしばしば・・・。
しかし、実際に臨床にでてみて、男性であるという壁なんてほとんど感じません。
むしろ入院中の母親世代の患者さんからは「息子のようだ」とかわいがっていただき、そこから信頼関係をきづくことができ、トイレに行きたい・少し体調がおかしい気がするなどの看護師の忙しさに遠慮してついつい言わずじまいになってしまいがちなこともあなたなら言える、とおっしゃっていただけています。
患者さんにとっては、ついつい見逃してしまう小さな変化が命取りになることもあります。
また、補助や見守りがあれば歩いてトイレに行けるのに遠慮してそれができないと、筋力が低下して歩いてトイレに行けなくなることもあります。
僕が看護師になって、その患者さんのもとにいることでそれらを防ぐお手伝いができている、ということに喜びを感じます。
男性看護師って実際どうなんだろう・・、この春から就職だけどやっていけるかな、など迷っている方、悩んでいる方、大丈夫です!
一緒に奥の深い看護について深めていきましょう!