寄稿: 新しい認知症ケア☆ユマニチュード – ★へっぽこハートナース〜目指せ!!おるちゃん〜☆より(初出2015年1月6日)
昨日某番組で認知症の現実について放送されてましたー。
入院中少しの時間関わってるだけでも大変なのに、24時間関わってる家族はもっと大変だなって思いました。
よく仕事で、『○○さんが怒っちゃってお薬飲んでくれない』『唾を吐いてきてなにもできない!』など申し送りを受けたりします。
うわぁー嫌だなー。今日一日ここにつきっきりになるなぁー。と思いつつラウンドに行くも、患者さん超穏やか!ってことが多々あります。
夜暴れてたという情報があり、今日の夜勤は大変だーって思っても私の夜勤ではよく眠ってくれたり(笑)お薬すんなり飲んでくれたり(笑)
たまたまかもしれない。けど、私は患者さんとの関わりで意識していることがあります。
ユマニチュード
聞いたことありますか?フランスで35年間研究された認知症ケア。
今では世界で導入されているそうです。
認知症の方自身も、なにがなんだかわからない状況にイライラして不安も募り、暴力や暴言、不眠、意欲低下を引き起こすそうです。
入院すると環境が変わるから余計混乱。不安にもなりますよね。
しかもそこに知らない人がいっぱいいるんですもの!
そしてユマニチュードの4つの基本。
「見る」=ベッドの脇から見下ろすのではなく、本人の正面から近づき、見つめる。
「話す」=相手が心地よく感じる言葉を穏やかな声で話しかけ続ける。
「触れる」=手首をつかむのではなく、本人の動こうとする意思を生かして、下から支える。
「立つ」=人間は立つことで筋力が鍛えられ、骨が強くなり、呼吸機能の劣化を防ぐ。
これだけ!?って思いますが、本当にこれだけなんです。
当たり前のようでできていないこと。
看護学生の方は多分、その関わり方基本中の基本じゃん!って思うでしょ?(笑)
臨床に出てる方は、あー最近できてないなって思いませんでした??(笑)
知らない間に患者さんに威圧感を与えてるかもしれません。
これ認知症の方だけでなく全ての方に使えそうですよね。
自分で言うのもなんですが、きっとこの4つができていたから、私と関わる患者さんは穏やかでいてくれるのかなーなんて思ったりもします;^_^A
嫌だなー苦手だなーとか、結構患者さんに伝わっているんですよね。
ぜひみなさんも臨床の現場で試してみてください!
驚くほど効果があります(^O^)/