腰椎圧迫骨折で入院中に、さらに肋骨まで!?病院も安全ではないんだね・・・。

カツシさんの巨体が、枯れ枝のようなトウキチさんの上に、カーテンをなぎ倒して、あおむけで倒れてるではないか!!

ひええっ!!

トウキチさんを下敷きにしたまま、そのまま「ぐお~・・。」と口を開けて、大鼾で眠るカツシさん。

「カツシさん!起きて、起きてください!」

それより、カーテンごと下敷きになって潰されているトウキチさんが問題だ!無事かっ!?

「トウキチさん!大丈夫ですかーっ!?」

「た、助けて・・・。」と、トウキチさんのか細い声。

ほっ・・。なんて、安心している場合ではない!
何とかカツシさんを、トウキチさんの上から押しのけようにも、巨体はびくともしない。

「助けてくれ~・・・。」


他の病棟のナースもよび、4名のナースでカツシさんを持ち上げて、ベッドに戻す。

カーテンの下から、トウキチさんが出てきた。

トウキチさんは、
「び、びっくりした。急にカーテンが外れて、お兄ちゃんがわしの上に倒れて来たんやね。どえらい重いし、わしゃ動けないし、息もできなくなって、もう死ぬかと思った。」

トウキチさんは腰の骨折なのに、今は胸を押さえている。

嫌な予感がするな・・・。

「トウキチさん、胸が痛いですか?」

「うん。さっきから痛いのぅ…お兄ちゃんが当たった、この辺りが・・・。」

ガリガリの肋骨のあたりを、手で押さえるトウキチさん。
カツシさんで、折れただろうな・・・。


翌朝、レントゲンを撮ると、トウキチさんの肋骨が2本も折れていた。
カツシさん。きみが犯人だな。

トウキチさん・・・腰椎圧迫骨折で病院に運ばれて、さらに肋骨まで病院で折られてしまうなんて、夢にも思わなかったろう・・・。

翌朝、ボサボサの頭で目覚めて、キョロキョロしているカツシさん。

先生が、「覚えてますか?あなたは昨日、飲みすぎで救急車で病院に運ばれてきたんですよ。」と言っても、「よく覚えてないっス・・・・。」と答えるカツシさん。

「夜中に起き上がったんでしょう?それも覚えてませんか?酔っぱらって、お隣のおじいちゃんの上に倒れて、おじいちゃんの肋骨が折れたんですよ!」

「え、ええっ!?」

驚いて、トウキチさんを見るカツシさん。
トウキチさんは、困ったように笑っている。


カツシさんは慌てて立ち上がり、スポーツマンらしく、大きな声で「す、すみませんでしたーっ!」頭を下げる。

「いいんだよ、あんたも酔っぱらってたから、わからなかったんやね~。」と優しく言う。
カツシさんは、恐縮したように、何度も頭を下げていた。

本当なら、病院内の事故として大問題になるところだが、カツシさんがおじいちゃんの医療費を全額負担することで、大事にはならなかった。

そのカツシさんの医療費全額負担の申し出にも、トウキチさんは何度も遠慮していた。

退院してからも、時々トウキチさんの病室へお見舞いに来ていたカツシさん。

大変な夜だったけど、その後は、何だか見てて和む二人だった・・・。

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