寄稿: 申し送りは難しい・・・。 – ドジなナースの面白日記より(初出2006年9月2日)
私たちが日勤ー準夜ー深夜のナースへと、毎回行う申し送り。
これって時々すごいストレスになります。
それは送る相手次第でずいぶん違うんです。
申し送りに対して、送られるナースが疑問に思ったこと、主に鋭い質問のことを「突っ込み」といいます。
たとえば、私が日勤で、準夜でこられたナースに日勤での患者さんの状態を申し送るとき、すごく突っ込んでくる先輩ナースがいます。
その質問には必ず答えられなければ、怒られます!
私が最初の頃は、ずいぶんこの突っ込んでくる先輩に泣かされました(-△-;;)
どんな突っ込みかといいますと・・・ちょっと専門的になってわかりにくいかもしれませんが、下記のとおりです。
私「本日入院してこられた吐血性胃潰瘍の57歳の○○さん、3日間絶食です」
先輩「絶食ねえ。じゃ、水分は?水分もだめなの?何も飲ませず食べさせず?」
私「う・・・先生は絶食とだけ・・・。」
先輩「先生は何も言わなかったって、あんた聞かなかったの!?」
私(思いつかなかった・・・。)
私たちの病院は個人病院なので、患者さんの数に対しドクターの数が少ないため、ドクターは外来と病棟の受け持ち患者数が多く、忙しいため細かい指示がないのです。
そのため、入院してきた時に、多くの指示を看護師の方から聞いていかないと、後で「わからない」と困るのです。
先生に確認・・・「は?水分はいいに決まってるだろう!」
私「は、はいすみません。」
先輩「そう、水分はいいのね。じゃ、薬は?」
私「えっ・・・飲むようにはなってないです。出てませんし。」
先輩「先生は飲むなって?」
私(絶食だから飲まないに決まってるじゃん!)
「絶食だったら薬もだめだと・・・。」
先輩「でも今までは胃潰瘍だから外来でもらってた薬を飲んでたんでしょ?薬もとめていいのかしら!患者さんに聞かれたらどう答えるの?」
私(止めていいんだよ~;)
「先生に確認します・・・」